先生は蒼い瞳の狼くん




うーん、と唸りながら顎に手を当てる



今までの経験で言えば、男の人は年齢に関係なく苦手だった


だから、年上だから余計に苦手…とゆーのはないはずだ


でも、強いて、あるとすれば…


「多分、保健室に二人きりだったから…かな」


「え?」


「私さ、男の人苦手ってのは色々理由はあるんだけど、最初の理由は幼稚園くらいの時に親がいない時にお尻触られたからなの」


「幼稚園で?!」


そう、初めて男が嫌いと思ったのはその時


親戚と家族での旅行先でトイレから出て、親の所に戻るたった一瞬のスキを狙われた


幼稚園ながらに、嫌な気持ちでいっぱいで親にも今だに話してない事実



「だから、大人の人ってそーゆう事をするものだって意識があって、その時から大人の男性は苦手だった。もちろん同級生とかは、違うから苦手じゃなかったんだけど」


瑠花は私の話しを黙って、聞きいていると急にニヤリと笑い手で水鉄砲を作ると私に勢いよく噴射する



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