先生は蒼い瞳の狼くん
漫画やアニメの世界ならまだしも、現実的にそんなことがあるんだろうか
「ほら、あんな見た目だしそれなりに恋愛経験あるだろう!って、男子なんかよくちーちゃんに恋愛相談してるしね!もちろん女子も」
「ふぅーん…」
「仕事も出来るし、性格だって…みんなは良いって言ってるよ」
「……」
みんなは?みんなはって事は瑠花は思ってないの?
「なら、女子にモテるだろうね」
私がそう言うと、鼻高々に笑い勢いよく立ち上がり私に向かって人差し指を突き刺す
「それが、ちーちゃんの上手い所で傷付かないように女子には予防線はるんだよねーこれがさ」
あれは、狡い!なんて叫びながら湯船から上がり脱衣場に歩いていく
「ぇ…それって……どうゆう…意味…って、瑠花!」
私の言葉なんか完璧に無視をして歩く瑠花
なんか…瑠花って、先生のことやたら詳しい気がする
あ、そう言えば先生が瑠花は常習犯って言ってたっけ…だから仲がいいのかな?
そんな事を思って、瑠花に続くように私も脱衣場に向かった
それから結局、部屋に着くまでの間、瑠花に先生の事を何度も聞いたが最終的にはすべてはぐらかされてしまったのだ
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