先生は蒼い瞳の狼くん
私、結構好きかも…
そう思わず口元を緩めると先生の顔が意地悪になる
「知ってるか?雪村」
「な、…んですか?」
「女は無意識に男性を匂いで選ぶらしい」
「え…匂い、ですか?」
「あぁ、自分にとっていい匂いって事は遺伝子に違うからそう感じる。それでパートナーを探すらしい。だから遺伝子が近い父親の事を女の子は年頃になると嫌うってわけだ」
「………」
「雪村にとって、俺はそーゆう対象だな?」
なっ?!
「いい匂いって言っただろ?」
そう、言われて一気に身体が熱くなる
た、確かに…
「言いました…けど…そんなつもりじゃあ…!」
「言っただろ?無意識だって」
「うっ」
な、なんか…なんか!
また意地悪をされてる!
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