先生は蒼い瞳の狼くん
「?」
そんな仕草に、そっと…先生の顔を見ると―…
「ぇ」
見た事のないような、悲しい瞳で私を見つめる視線とぶつかった
「せ…先生?」
「ふ…」
そして、一瞬にしてその顔が歪み―…
「お前…それ、いやらしいな」
呟かれた言葉に、私の顔は真っ赤になる
「あっ…」
私ってば、またこんな大胆なことを!
今更、自分のした事の大胆さに、恥ずかしくて頭がどうかなりそうだ
「す、すみません!…つ、つい…昔のくせでっ!?」
手を離して、急いで頭を下げようとした時だった―…
私の離した手が背中に周り引き寄せられ…
「…ぁ」
気づくと、先生の胸に抱きしめられていた
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