先生は蒼い瞳の狼くん
なんだろう…この感覚
ドキドキして、苦しくて、すぐに離して欲しいのに
無意識に私の身体は先生の手を受け入れている
「……ん」
細かく動く先生の指先がなんとも言えない感覚を私に与えて…
ど、どうしよう…
「…んっ」
ビクッとまた身体が動いて、今にも零れそうな涙を浮かべたまま先生を見ると、相変わらず余裕の表情でクスリと笑う
「やっぱり、いやらしいな…その目とその声」
「え…んっ…い、いやらしく…なんかっ」
「いやらしいさ、感じてるくせに」
か、か、感じてる…?
意味の分からない言葉に先生を見るとその目が細められて…
「雪村は…"生徒"なのに…な」
ボソリと彼が呟く
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