先生は蒼い瞳の狼くん
「ぇ…んっ」
私が…なに…?
「先生…っ」
そう名前を呼ぶと、先生の手が突然、私からゆっくり離れて行く―…
「悪い、意地悪し過ぎたな」
「…っ」
腕を組んで微笑む先生が私をみる
その色っぽい視線が私の胸をいっぱいにして
私は先生を見れない…
「あまり、そのいやらしい目で男を誘惑するんじゃないぞ」
「…っ」
そう言い私の頭を数回撫でる
私は、どうかしてる
耳が物凄く熱くて
身体全体がむずむずもどかしくてたまらない
先生の指先の動きがまだ残ってるみたいに
鮮明に身体に焼き付いている
「……雪村?」
わたし…先生が言う通り
凄く、いやらしい…
そう考えたら、もう頭が爆発しそうで
一ミリたりとも、身体が動かなかった―…
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