先生は蒼い瞳の狼くん
text.11~好き~











―――――……



自分から、こーゆう話しを持ちかけたのは、初めてだった



いつも、その事実を知られたくなくて隠していた―…



悲しい、悲しい、私の昔話―…


















「会いたくなかった?」



先生の声が、こだまして私の頭に響く


「……っ」


「…雪村」



「先生…わたし…」


「ん?」



「前の学校で…」


「…………」













「…いじめられて…たん、です」


「………え?」



そう言うと、胸に沢山の思いが溢れて来て…


手が自然と震えてくる




.
< 296 / 403 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop