先生は蒼い瞳の狼くん






また、そーゆうことを…っ



そんな事を言われたら…わたしっ




「せ、先生」


顔を枕にうずめながら手を伸ばして、先生の白衣を握る


「?」



「交流会の相手が…前の、学校の人…だったん…です」




震える言葉を振り絞りながら呟くと、先生が驚いたように目を見開く



「あ、そうなのか?なら…久しぶりに会いたい友達とか、いただろ?」



「…………っ」


会いたい友達?


そんなの―……






「いないっ」


「え?」


「二度と…会いたく…なかった…っ」



ギュと握る手に力を込める


会いたくなかったんだ


だから、逃げたんだ



あの人達から…

























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