先生は蒼い瞳の狼くん





それは、夏休み前に…



1年生の男子生徒の中心人物…



いわゆる、"ボス"と言う地位がある男子に、告白された事だった



『俺と付き合おうよ』



クラスの生徒が沢山残っている教室でそう言われた…


初めての告白、嬉しいはずが…


私に嫌な言葉を掛けていた人からの"そんな言葉"嬉しくなんてなかった



気持ち悪い、ふざけないで


そんな思いが、頭をいっぱいにして…



『…無理です』



即座に出た言葉、これが私を苦しめるきっかけになってしまった…
















『お前さ、地元帰れば?』


『てか、あいつふるって、調子に乗るな』


『…消えればいいのに』

『あ、汚いものに触っちゃった!』





翌朝から、私に対する男子の行動は激しさをました



言葉による暴力


身体に直接的に与えられた暴力



押されて、何かを投げられて、体育館の時間には先生に見つからないように…ボールを投げられた



どうして…私ばかりが…


こんな目にあわなくちゃいけないの?


悔しくて、悔しくて


たまらなかった―…




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