先生は蒼い瞳の狼くん





冷たいはずの雪も、今の私には感じない


ただ、感じるのは、千尋先生のぬくもりや…体温、感触だけ…


「ん…」


なんだけど…そ、そろそろ…く、苦しいっ


「ふっ…」


ギュウと握る手を緩めて先生の背中を叩くと、そっと唇が離れる


「ん、はっ…はぁっ」


やっと吸えた空気を求めて身体が一生懸命に息をすう…なのに…


「ほら、もう一回…」


「んんっ」


また唇を重ねられて、また私は酸素を失う

せ、先生!ひどい


「んー…っ」


ひどい…ひどい、けど


「うっ」


やっぱり、このキスをされると


私の脳内はぼんやりと、とろけちゃう―…




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