先生は蒼い瞳の狼くん






「まぁ、これから、時間は沢山あるからな」


ペロッと私を挑発するように自分の唇を舐める先生

その仕草が色っぽ過ぎて直視出来ない



「なぁ、サラ」


「は、はいっ…きゃ」


ギュウと突然背後から先生の腕が私の首に絡みつく


「せ、先生?」


「今日は、もうしないから少し話を聞いてくれ」

「………っ」


その言葉に私は抵抗するのをやめた


「今日は、ありがとうな」


「………」


「サラとここに来て、今は良かったって思ってる」

「先生」


「たぶん、俺が母さんの死を認める事はまだ出来ない」


先生の大きい手が私の顎を掴み強引に後ろを向かされて…


「だけど、サラが味方でいてくれるなら…俺は心強い」


先生…


「だから、色々と覚悟しとくんだぞ?」


「か、覚悟?」


覚悟って、なんの?頭にハテナを浮かべて悩んでいるのもつかのま……









チュー…


「っ!?」


触れるだけのキスをしてから先生はすんなりと回していた腕を離してその場所に立ち上がる



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