先生は蒼い瞳の狼くん




え?


「瑠花?」


手招きされて、私もノートを抱えて立ち上がると相変わらずその変な笑みを浮かべて先生に頭を下げる


「じゃあ、ちーちゃん私達帰るから」



「………」


瑠花はそう言うと私の手を引きながら保健室を出て行こうとする


あっ、ちょっ



「る、瑠花行くから…引っ張らないでっ」



なんて言っても離してくれない瑠花に諦め


部屋を去って行く瞬間に少しだけ先生の姿が見えた時


軽く頭を下げながら強制的に瑠花に連行されたのであった




























―――――………




「じゃあ、あとで食堂でね」



「…はーい」




あれから、30分後


無事に学校から帰宅し寮の玄関で夕食の時間に食堂でおちあう約束をして私達は別々の部屋に戻った




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