先生は蒼い瞳の狼くん






そう、軽い誤解が溶けたのもつかの間後藤くんが首を傾げる



「ん?でもさ!雪村?」


「は、はい?」


「じゃあ、なんで龍之介以外の男とは話さないんだ?」


うわっ、痛い所を突いてくる


「え、えーと「俺以外じゃなくて今、後藤とも話してるだろ」」



そう私の言葉を遮る龍之介くんの声が私達の耳に入る


「龍之介~、いや確かに話してるけど「てか、そこ俺の席」」


話してる途中なのに、後藤くんを押して自分の席に堂々と座る


< 83 / 403 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop