先生は蒼い瞳の狼くん







「ちょっ、たっく…龍之介は相変わらずだな」



「それはどうも」


「まぁ、いいや!それより雪村!話しの続きなんだけ「後藤、そう言えば謙先生が職員室に来いって言ってたぞ」」


「えっ!!」


「………」


後藤くんに向かって、虫を払うように手をふる龍之介くん


「ほら、早く行けよ」


「なんだよ、そんな邪魔者にして~龍ちゃん俺は寂しいぞ」


「変な呼び方するな。いいから早く行け」


そう龍之介くんが言うとチラリと私を見て肩をすくめる


「はいはい、じゃあ行きますよ!また後で話そうな雪村!」


「あ…はい」


彼に頷くと、後藤くんは早足で教室を出ていく



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