終末の法則
世界の終末
 突然だが、世界は危機に瀕していた。

 魔の力を得た邪悪なる邪神官、奇夢露《きむろ》は、世界崩壊を贄とし、邪神ヴァンズールを世に復活せんと企んだのである。

 奇夢露率いる死をいとわぬ狂信兵やヴァンズールの残留思念の加護を受けた邪神兵の軍団によって、世界は瞬く間に征服され、人々は世界崩壊の時まで、圧政に苦しめられていた。

 そして、奇夢露の魔の手は東の最辺境の国、トルバキアにまで及んだ。

 ここを落とされれば、人々に明日はない。

 そう、世界はまさしく危機に瀕していたのである。
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