キミがそれでも好きだから
第一章・~出会い・前編~
桜舞散るころ。

4月。

篠宮由紀は聖霊学園の校門前にいた。

由紀「はぁ・・ついに高1かぁ・・・」

由紀が緊張で固まっていると後から声が聞こえる。

男子生徒だ〃〃〃

逃げようとする由紀を引き止めるように男子生徒の一人が声をかけた。

?「そっちじゃないよゞ」
由紀「えっ??」

私は逃げることに必死で校門とは違う方に走っていたのだ。

一気に顔が赤くなるのが分かる////

由紀「すっすいません/」
?「い、いや、大丈夫だよ。とりあえずおくれちゃうからいこうか。」

由紀「えっ!!あっもうこんな時間ですね。」

?「うん。んじゃ俺は先に行くね」

由紀はその優しく爽やかな男子生徒の走り去っていく後ろ姿をずっと見つめた。
第一章~出会い~ 前編END.

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