□■君の隣■□
聖が私を大切に想ってくれていることは伝わる、けど
「私だって聖の最高の彼女になりたいよ!!聖の彼女じゃなきゃいやだ」
「しぃの中で俺を生かせて?しぃの心の中で。そうしたらしぃは最高の彼女だよ。俺、最期の彼女がしぃでよかった」
最期って………と言おうとした瞬間
聖の唇が私の唇と重なった。
「……ん」
こんなに
「…はっ……せ…ぃ…」
こんなに
近くにいるのに
耳元で聖の声がした
「あいしてる。しぃ」