ごめん、好き。




なにが起こってるんだろうか。


頭が混乱していて、なんて言葉を出せばいいかわからない。


ただただ、亮君の心臓の音が心地よくて。

あたしは彼に体をゆだねた。








「遅くなってごめん」




そっと耳元で亮君の声がして、あたしはまた涙が溢れ出した。






「りょうくん……」




「まあた泣いてる

 せっかく可愛いのに、ブスになるぞ」






意地悪そうに笑いながら、あたしの顔を見てから



そっと唇が重なった。












ねぇ、もう一度


あたしの心でささやいてください












『ごめん、好きになった。』










Fin








< 35 / 35 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

秘密のお姫さま

総文字数/429

恋愛(その他)1ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
この恋は内緒 誰にも言わない 言ってはいけない あなたを好きになった時から あたしは決めていたの 秘密の恋の始まりです一一…

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop