PRINCESS STEP
「ふんっ…俺がどこで
何をしようと
あなたには関係ない
でしょう?」
霧夜はそう言って
不敵に笑った
「今日は兄の婚約パーティー
に参加していただき
ありがとうございます
天王寺財閥は我が東宮財閥
の手を取るという
事でいいのですね?」
霧夜の言葉に
優は罰が悪そうに俯いた
「天王寺財閥が
生き残る為には
この道しかない
お前も分かっているだろう」
東宮の手を…とるか…
そんなの…
潰されたも同じだ
「優…止めろ
そんなの手をとろうが
とらなかろうが
結果は同じだ」
菜智の言葉に
優は辛そうな顔をする
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