【短篇】こ い い ろ 。
 


08



ブランコがゆらゆらと揺れる夕方の公園。
ベンチに腰かけ俯くと、夕暮れに伸びる影。
……が、二人分。


「何、なんで鮎がいるの」

「憂こそなんでいるんだよ」



 
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