無題
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私とあいつは、…一応、付き合っている。


いわば恋人とか、彼氏とかとも言う。


入学式、満開の桜の木の下で私はあいつに思いを伝えた。

あいつの行く高校に一緒に通いたいがために必死に勉強したり

あいつと自分の名前や星座を組み合わせてくだらない占いをしたり、

友達とコイバナで盛り上がったり

我ながら変に乙女だったりピュアなことをしていたのが恥ずかしい。黒歴史確定だ…。



……でもその時は知らなかったからそんなことができたんだと思う。


あいつが、○○○だったことを!!

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