委員長のヒ・メ・ゴ・ト




「もう!色々と酷いよ真白!!」


「ごめんね日向。僕が日向にあいさつしないと日向、少し悲しそうな顔するでしょ?その顔を見るのが僕の毎朝の日課なんだよねw」


「え?日向…悲しそうな顔してたの!?初耳だわ」


「なっ!?か、悲しそうになんかしてないもんっ!!」


「うんw悲しそうな顔するんだよw悲しそうというか少し泣きそうな顔?」


「してないってば!!」


必死になって弁解する日向






柳瀬君って絶対にドSだな…と思う空


「何か失礼な事考えなかった?睦月さん」


「へっ!?!?なっなんにも考えてませんよ?」


…何でばれたんですか!?エスパーですか!?


図星を突かれて声が裏返る空。


「ふふっw声が裏返ってるよ?」


うっ…ここは何とかして話しを逸らさないと!


「そっそんな事より!先生からプリントを配っとくようにと頼まれたのですがお手伝いできますかっ!?」


「話し逸らしたよね?まぁいいよw僕は副委員長だから委員長の言う事は絶対だしね?」


「そんな絶対だなんて…」


「もー!2人して無視しないでよ~!!」


いままでおとなしくしていた日向だったがついに痺れを切らして文句を漏らした


「………ヤキモチ?w」


真白がそう言うと日向は頬を一気に赤く染めた


「なっ!?//////」


…私、ここに居ていいのかな?なんて思う空
そんな可愛そうな空の思いも空しくどんどん2人の世界を創っていく真白と日向。






「あ、赤くなったね?図星だったりする?」


「なっ!?違うからね!!も~席に戻る!」


日向は真っ赤な顔を隠しながら自分の席に戻ってしまった…。


「ふふっw怒らせちゃったかな?」


「怒らせちゃったかな?」なんて言いながらも全く反省の色がない真白。
とことん日向をからかうのが面白いらしい…。




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