under the blue sky*゚


「……ふぅ」

一人背伸びする。

イスは俺が伸びるほど
キシキシと音をたてながら沿ってくれた。


ふと職員室内の時計を見ると
19時を回っていた。

「そろそろ行かなきゃだな…」

独り言にしても
つぶやいたにしても、
職員室は俺以外誰も居ないせいか、静かすぎて声が響いた。


イスにかけておいた上着を丁寧にさらい
職員室を出た。

これから向かう先は
大人色の夜を勤める繁華街だ。



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