僕の仕事は女王様!
「カルハインツ」
姉様の婚約者のカルハインツ・レンナルトだ。
息を切らしこの世の終りか?と疑いたくなるような顔で、僕の事を瞬きもせずに見つめている。
「今まで我慢してきたがもうダメだッ!」
がっしりと僕の肩を掴み、顔をスレスレまで近づけてくる。正直もともとのタレ目のせいか、あまり気迫のある顔ではないが。
「マルティーナ、今すぐ結婚しよう」
「はい?」
カルハインツの言葉が頭の中で理解出来ず、聞き返す意味で僕は『はい』と答えた。