僕の仕事は女王様!


「やあ、久しぶり」


頭上から声が聞こえた。僕は上を見上げる。

きらびやかなシャンデリアに、見覚えのある人物が、ぶら下がっていた。


「レスター!」


シャンデリアから手を離し、黒いローブをフワリとなびかせ降りてくる。


僕の側まで来て、耳元に囁いた。


「お誕生日、おめでとう。アルベルト王子」



< 80 / 187 >

この作品をシェア

pagetop