僕の仕事は女王様!


藁にもすがる思いだ。姉様の誕生祭を、台無しなんかにしたくない。



「えっ……」



その時、会場中に花が降ってきた。いや、降ってきたというより、色とりどりの花達が、空中で舞っているようだ。


「すごい……綺麗……」


花達の舞いに魅入ってしまう。これはきっと、クラウスやグスタフの演出じゃない。



じゃあやっぱり……



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