幼なじみ? ありえねーっしょ
嬉しいよりも驚きが強かった。
だってよ、
真菜さんの顔が離れた時、
道の向こうから美咲がこっちを見ているのを見たから。
あいつはすげー悲しそうな顔を一瞬見せた後で人混みに消えた。
なんでだろう。
俺は言い訳ばっかり考えていた。
最低だな……。
目の前にいる真菜さんを直視できなかったが
真菜さんはそれを照れていると思ったらしい。
俺の手をひいて、パフェの店を通り抜けカラオケに入って行った。