借金取りに捕らわれて
「そんなに嫌だったか?ホストは?」



「もう勘弁してほしいです。」



「ハハハッ、そうか。」



蓮さんは心底楽しそうに笑った。



その情報料として差し出したのが、雅人さんの店で期間限定でホストとして働くことだった。



「俺、あぁいうの苦手なんですよ。」



「お前が自覚がないだけで、雅人はホストに向いてるって言ってたぞ。

あのままホストにならないかって、誘われたんだろ?
あっちの方が給料も高いだろうに。」



たまに蓮さんは業と俺をからかうようなことを言う。





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