借金取りに捕らわれて
昨日一日一緒に働いてみてそう思った。




凄い働くし、気が利くし~




しかも秋庭さんの彼女らしい…




「秋庭さんならもっと良い女の子ゲットできるだろうに、何故敢えてあんなに地味な子なんだろう…」




自然と口に出てしまうほど不思議だ…





「おい、それ本当か?」





そう後ろから声をかけられたのはゴミを出しに裏庭を通った時だった。




振り返ると、空ビンの入ったケースの山の前に武さんが座っていた。




< 126 / 354 >

この作品をシェア

pagetop