借金取りに捕らわれて
「ヒロちゃん、疲れちゃった?」



夏樹さんが気遣わしげに声をかけてくれたのは、今日一の深い溜息が出た時だった。




「いえ、違うんです!!色々考えてたら溜息が…」




慌てて否定したけど、流石に溜息の理由までは言えなかった。

キスマークとか、秋庭さんのこと考えてたなんて言えないよ…




「悩み事?僕で良かったらいつでも相談にのるよ?」



うぅ~夏樹さんってなんて優しい人なんだろ~
なんか泣きそうになるよ~



「ありがとうございます。
でも大丈夫です。これは自分で解決しなくちゃいけないことですから…
ご心配おかけしてすみません。」




「ヒロちゃんは頑張り屋さんなんだね。
頑張ることに疲れたらいつでもおいで。力になるから。」



夏樹さんは私の頭をポンポンと撫でるとニコッっと微笑んだ。



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