7days




―――真実を知りたい



「ごめん!リュウくん!私行くところある!」



「ちょっ、レイ!」



後ろの方からリュウくんの声が聞こえた。私は気にせず全速力で走る。



私が真実を知ることよりもお母さんとお父さんの方が怖かったはずだ。



ここで怖じけずいてどうする。私は何の為にリュウくんや――タツキさんの力を借りたんだ。



ここでも“誰か”がいないとダメなわけ?タツキさんがいないとダメなわけ?



そんなことない。私は出来る。大丈夫。やれる。



かなりの距離があると思う。仕事場に向かうサラリーマンやOLが道を遮り邪魔になる。


「……ごめん…っ…なさい」


その人達にぶつかって怪訝そうな目で見られても怒鳴られても、私は足を止めない。





(絶対に負けない…)



私は走り続ける。




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