7days




「マセてないよ!」




坂を下りておじいちゃん家までの道を歩く。おじいちゃん家から墓地までは少し距離がある。



おじいちゃんは車で一緒に行こうと言ってくれたけど、私達は歩いて来た。



何となくおじいちゃん達とはいたくなかった。




「タツキくん、何度も電話くれてるよ」



知らなかった。彼が連絡をくれているなんて。信じられなくて『本当に?』と確かめるように訊けば、リュウくんは『うん』と頷いた。



私のことなんか忘れてくれて構わないのに。



「携帯、電源切りっぱなしなんだろ?」



「……」



携帯電話はおばあちゃんが買い換えてくれた。退院する前日に、一度だけ電源を入れた。



けれど、非通知着信や知らないアドレスのメールが多くて電源を切ってしまった。



野次馬感覚なのかもしれない。



“大丈夫?”



“テレビ出てたよ”







“お兄ちゃん見つかると良いね”




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