BLACK BLOOD

この世界には

人間と張るほどの人種(獣種?)

が存在する。

ハムスターやら、鴉やら

恐ろしい事にクラゲやなんかもいる。

人種というよりは

民族と言うべきだろうか。

小動物の類いは

猛禽類や犬、猫の支配下に付かされており

独立のために各地で戦争を起こしている。

この世界ではそのせいで戦争が絶えることがない。

だから、妙な噂が囁かれるのは

珍しいことでも無いのだ。

そして、その中で最も恐れられ

唯一実在しているのが

BLACK BLOODである。



「いいから戻れ!!危ねーだろ!!」

「だから、つまらないのだと言って居ろうが!!」

『この二人がそんなBLACK BLOODの中の一員である』

と言ったところで

何人が信じるだろう。

朔夜はBLACK BLOODのトップであり

雫もまた、幹部の中の一人だ。

BLACK BLOODは総勢約30名。

小さいのに『最凶』と恐れられる。

1つの戦争を短時間で壊すのだ。

当たり前と言ってしまえば

それまでかもしれないが

彼らのビジュアルが

想像と違い過ぎるのも

理由の一つである。

< 2 / 10 >

この作品をシェア

pagetop