。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。
デモアタシヲ苦シメルアイツハモウイナイ
そう、こいつは雪斗じゃない!!
だって雪斗は大勢でかかってこなかった。
あいつはいつも一人。
そこだけは認めてやるよ。
雪斗。
こいつはお前以下だ―――
キモ金髪野郎の顔があたしに近づいてきた。
タバコ臭い息。同じタバコの臭いでも叔父貴のとは全然違う。
きっと体の中の醜い部分が流れ出てるんだな。
そう思ったらどこか吹っ切れた。
「―――ざけんじゃねぇよ。このキモ金髪ブタ野郎が」