。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。
かかってくる男をかわして首根っこを掴むと、壁に叩きつける。
ちょっと戒を振り返ると、奴は男のパンチを避けて地面に沈むと手をついて前転飛びで、男の顔に蹴りを食らわしていた。
何度見ても……
戒の鮮やかと言える…いや、いっそ美しいとも言える動きにあたしは不覚にも見惚れた。
「ぅらぁ!!」
二人の男が声を上げてこっちに飛び掛ってくる。
あたしは慌てて振り向いた。
かかってくる一人の腕を掴みパンチを入れると、そのままの体勢で脚をあげもう一人の腹に蹴りを入れた。
二人が揃って地面に崩れる。
あと…20人ほど。
「おるぁあ゛!!」
一人を投げ飛ばし、かかってくるもう一人を避ける。
そのもう一人を首尾よく戒が回し蹴りを食らわした。
あたしたちは顔を合わせると揃ってにっと笑った。
何だろう。
戒、こいつ……
息が合う。すっげーやりやすい。
だけど……
どんだけ残ってんだよ!!!
あたしは15人程になった男たちを見渡した。
ブォン!!!
突如、ふいに頭上で派手なエンジン音が響いた。
あたしが顔を上げると、
ガシャン!!!!
派手な音を立ててさっき見た天井のガラスを割って黒い何かが落ちてきた。