。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。
キス!?
「叔父貴、ありがとう♪」
上機嫌に礼を言って中からピンクのケータイを取り出す。
当然ながら、待ちうけは初期設定のままで。
!
突然閃いた。
「叔父貴、もう一個我がまま言ってい?」
叔父貴はタバコを銜えたまま器用に口の端に笑みを湛えると、
「何だ?」と低く聞いてきた。
言ってから、急に照れくさくなった。あたしはもじもじと俯くと、下を向いたまま小さく言った。
「叔父貴とツーショットの写メ撮りたい」
叔父貴は小さく吐息のような笑みを漏らして、あたしの頭を撫でてくれた。
「そんなの我がままの内に入らんだろう」
「いいってこと?」
あたしがおずおずと顔を上げる。
「いいよ。撮ろう」
やったーーーー!!!
あたしは思わず飛び跳ねた。
あまりにも子供っぽい態度に、叔父貴がまた笑みを零す。
う゛!
ちょっと子供っぽすぎたかな。だって嬉しいんだもん。
叔父貴と初☆写メ!