唇にキスを、首筋に口づけを



目覚めると、


私達の日常とは違い、朝日がない。



・・・魔界に太陽は当たらないのかしら・・・。



・・・どくん。



なんだか胸が響いた。



なに、私スッカリ魔界にいることに慣れてるんだ。



・・・冷静になれてしまっている。




いいのか・・・?




・・・本当に助けは来るのだろうか・・・。



・・・なんなら魔界にいることに気付いて欲しくない。



だって、私が魔界にいるなんてわかってしまったら、爽哉は絶対に私を助けようとする。




そしたら、爽哉の命が危ない。




ここの世界で、私の結界は使えないんだから。




いわば、私は一般人。



更に言ってしまえば一般人以下。



私が戦おうとしても手も足も出ないのだから。




・・・はぁ。




これから、どうなっちゃうのかな・・・。



今、何時だろう。



ていうか、今、何日・・・?




ずっと寝て、泣いていたような気がする。




でも、もうスッカリ目が覚めちゃって寝る気にもなれない。




お腹、減ったかも・・・。




こんなに危険な状況にあるというのにお腹が空く私って・・・。



なんて能天気なんだろう・・・。




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