7人の友達と7つの愛

――――……体育館




あっ、あの子髪クルクルしてる。あたしもあんな感じだったなー
てかハーフかな?・・・さっきの!!



『ねぇ結亜、あの子じゃない?さっきの名前長い人』



私は小声で話し掛け、その子を指差した



『あー、そうじゃない?』



『だよね!――…てかあの子上履き汚れてる。 なんでかな?』



『…知らないよ』



結亜には興味が無かったみたい


でも私は入学式の先生たちの挨拶なんて聞かずその子上履きのことを考えていた


――――…今日雨だったし水溜まりにおとしたのかな?
それとも兄弟のおさがり?―――…



今思えば君は上履きを忘れたんだね(汗
入学式に上履き忘れるなんてホント君らしいよ


< 9 / 9 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

秘密の保健室
*心菜*/著

総文字数/413

恋愛(その他)3ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「邪魔。」 「えっ?」   「ここ俺の場所。」 桜夷 心菜(17歳・女) 恥ずかしがり屋でかなりの鈍感な女の子。 神谷 蓮(17歳・男) ルックスがよく、恋に不器用なクールな男の子。 そんな2人が出会ったのは誰も来ない旧校舎の保健室。 不器用だが甘々なラブストーリー

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop