ナルシスト男=ナルオ【Ⅰ】

「ええ加減にしろ言ーなら、謝ってください!!」

「…しつこい女
マジでうざ」

それだけ言うと、俊亮さんはパタリと控え室を出ていった

「あっ、ちょ…!!
…はぁ…もぅ、ええわ…」

なんや、一生謝ってくれんみたいやし
もぅええ、諦めた
この件は、終わったって事にしよ、うん

「驪眞、偉かったやん」

「!!!!」

急に後ろから名前を呼ばれて、びっくりして肩が跳ねた

「…ちょっと、脅かさんといてや、ナルオ」

「何があったんか知らんけど、ちゃんと謝れてよかったやん」

あーはいはい無視ですか、うちの話は

んで、何でさっきからアンタはそない上から目線やねん

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