オレの愛しいお姫様~秘密のフィアンセ☆番外編~



何だ?


「何かあったのか?」


由奈は、少しためらいがちに、オレを見た。


「大事な事ですから」


晴彦が促している。


何だよ。


大事な事って…。


「何?由奈、どうした?」


「ほら、姐さん」


晴彦だけが知ってるってのは、ちょっと面白くないけどな。


モジモジしながら、由奈は少しだけ、オレに近付いて見上げた。




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