オレの愛しいお姫様~秘密のフィアンセ☆番外編~



「サイテー」


くそ~。


いてぇな~。


由奈は、ボロボロと涙を流しながら、オレを睨み続けている。



「私、実家に帰るから」

出た~。


出たぞ。


由奈の“実家に帰る“作戦が。


これには、何度振り回されてきたことか。


「じゃあね」


そう言って、背を向けた由奈を、今度はオレが捕まえた。




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