執事と共にバレンタインを。
「お怪我は、」

「大丈夫」


咄嗟に庇われたおかげでガラスを浴びることもなかった。


「出て来いやっ」


どこぞの高田延彦か、とツッコみたくなるような声が響く。

ガラスの向こう側からの声らしい。
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