執事と共にバレンタインを。




「事の始まりは、恵理夜の箱をカモフラージュに使ったことだった」


恵理夜がいない間に起きた出来事を、とつとつとシラヤナギが語りだした。

恵理夜は、春樹の湿布を剥がしてから、話を聞く姿勢に入った。

春樹も、頬の具合を確認しながら、聞く姿勢に入っている。


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