執事と共にバレンタインを。
「こいつはどういうことだ。こりゃ無茶苦茶うめぇチョコレートじゃねぇか」


全くもってその通りである。

恵理夜の勘も、彼が一切嘘を言っていないのを伝えていた。

美味しい、というのがそんなに不満だったんだろうか。

しかし、加藤のその言葉により、困惑した目をしていた部下も、一様にモテなさそうな顔に怒りを示しこちらを睨み始めた。
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