もしも妖怪が恋をしたら

牛頭side

どーも。
俺は牛頭っていうんだ。
帰りが遅いカノンを待っていたんだけど、
本人遅くなったことを自覚してない。
おまけには自分のことをブスと言い放った。
正直びっくりしたさ。
カノンは容姿端麗、おまけに性格も良くて。
妖怪の中でもモテるんだが、本人自覚無し。
まぁナルシストとかいう奴よりマシだ。
この前も、縁談の話があったが断ったらしい。
理由は「私なんかよりいい妖怪がいます!!あきらめないでください!!」
なんて、言ってた。
どんだけ自分に自信がないんだ。
ま、おれはそういうカノンのことが好きなんだけどな。
前に告白したんだけど、「いいよ?どこに行く?」
って言われたんだ。どう思う?
・・・鈍感すぎないか?
「牛頭くん?はやく中にはいろ?」
と、カノンは言い屋敷に入っていった。
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