姉妹
4人は縁側でひとしきりお菓子を食べておしゃべりをした
「そういえば、今何時ですか?」
「今…?はっ!!もう6時よ!晴樹、時間は大丈夫なの?」
「俺は大丈夫だよ美月。でもちょっと長居し過ぎたね。善蔵さん、俺もう帰りますね。」
「もうそんな時間か。晴樹くん、またおいで」
善蔵は笑みを向けた
「美紅、晴樹を送っていきなさい」
「おじいちゃん、わかったわ」
「いえ、いいですよ!!むしろ帰るときに美紅の方が危ないよ」
「この田舎だから大丈夫だよ。それに客人を見送るのは礼儀だ」
「晴樹、送るよ。私は大丈夫だから」
「じゃぁお言葉に甘えて…」
「とても楽しかったです。お菓子もおいしかったです。ありがとうございました!!」
「では気をつけて。晴樹くん、また来るんだぞ」
「はい、また伺います。では善蔵さん、さようなら」
「おじいちゃん、送ってくるね」
美月と善蔵は夕闇の中、二人の背中を見送っていた
「お似合いじゃないか、あいつら」
「おじいちゃん、だから美紅にお見送りを頼んだの?」
「ははは、そんなことはないさ。ただ、」
「ただ?」
「美紅には晴樹くんがついていてほしいんだ」
「おじいちゃん…」