部活の天使2
ったく・・・厄介だな・・・

この時間にここに来るやつなんていねぇだろうし携帯は部屋に置いてきた。

「西野。携帯もってねぇか?」

そう聞くと西野は首を横に振る。

・・・さて、どうしたものか・・・

すっかり暗闇に慣れた目で周りを見回す。

が、役に立ちそうな物は見つからない。

「西野。大丈夫か?」

そう問いかけると西野はさっきより落ち着いたような声で、

「・・・怖いっ・・・」

一言。

でも、その一言は重かった。

俺は『もうドア壊すか』と思いながら立ち上がろうとすると西野は俺の背中に手をまわして服をギュッと掴む。
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