部活の天使2
私はその眩しさに目を細める。

「ははははははは!!やばい、やばい!」

また倉庫の外からは大笑いが聞こえてくるけど、私はただ呆然とそのやり取りを見ていたら、

「西野。出てこい。」

碓井先輩にそう呼ばれて私は、涙を手の甲で拭きながら外に出るとそこには岸谷先輩がお腹をさすりながら軽く涙目になってる。

「は~・・・西野サン。大丈夫?」

岸谷先輩はクックックッと肩を揺らしながら潤んでる目で私を見つめる。

私はただコクコク頷くと岸谷先輩はニッコリ笑って、

「探しに来て正解やったなぁ。あぁ、おもろいわぁ~・・・」

岸谷先輩は口を手で隠してるけど笑ってるのがまるわかりだった。

「しつけぇぞ。」

碓井先輩はそう言うとズカズカと歩いて行ってしまった。

「ほら、西野さんも。今からご飯やよ?」

そう言って岸谷先輩は私に手招きをする。

「あっ、はいっ」

私は急いで岸谷先輩に駆け寄ると、岸谷先輩はジッと私の顔を見つめる。

岸谷先輩みたいな美系に見つめられるのは恥ずかしくて私は顔を隠すようにうつむくと、

「西野サン。泣いた?」

そう言われて私は少しだけ体を震わせる。

「拓未に何かされた?」

コソッと耳元でそう言われて私は必死に頭をブンブン振って、

「ちっ、違います!」

そう言うと岸谷先輩は『そっ?』と言って歩き出した。

・・・あ、危ない、危ない・・・

危うく私の弱点がバレるところだった・・・


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