好きだけど…
夏休みを迎えて…5日後の朝のことだった。
私は、いつも通りの部屋着を着て、歯磨きをして…
髪は…ボサボサ
部活は、ズル休み。
こうして、ダラダラして…食べて…寝て…
それで、1日が終わるんだと思った。
でも…
今日は、違った。
ピンポーン…
「江理~!! あんたにお客さんよー」
お母さんが私を呼んだ。
七菜かなぁ…?
いいや、このままで…
私は、ヤマンバのような髪型と、ボロい部屋着を着た格好で、玄関まで向かった。