ルームシェア旅行
流す音がしてトイレを見つめた
出て来たのはさっきの男…

「あぁ、彼は早瀬和樹
僕と同じ21で管理人さんですよ」

「はぁあぁ…
なんだぁ…」

あたしは不審者だったら、なんて考えてしまった

「和樹、またお客様を圭吾さんにお願いしたんでしょう
圭吾さんのブーツが濡れてあなたのは乾ききってる」

「…食事は俺が作る」

早瀬さんは袋を受け取ると自炊室に向かった
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